セミの合唱にめげずに

 いよいよ気温が上がり始めましたが、当地はいまのところ最高気温が22度くらいで、朝晩は17度という肌寒さです。湖畔からかなり標高が高いのと、樹木に囲まれているために、涼しいのだと思います。
しかし、セミは元気よく、その間断のない啼き声に、人間どもはまるで何かにせかされているようです。めげずに、ゆっくりと家事をこなしたいのですが、せかせか、そわそわ、ついついセミの調子に動きが合ってしまいます。
それになぜか? ヤマガラ、シジュウカラの姿がまったく見えません。不思議です。やってくる鳥は、ヒヨドリ、キジバト、カワラヒワという、差別はしたくないのですが、気性の荒い連中ばかりです。温厚なカラ類は、うちの大事なスタッフなので、夏に向けてスタンバイしてくれないと、たいへん困ります。
 どこかの山のふもとで、彼らを見かけられましたら、どうかいち早く〈あみん〉に駆けつけるように、お声掛けください。

          りすママ
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雨に濡れる森

 長期出張より無事に帰国しましたら、山中湖はすっかり梅雨の中。新緑を過ぎた緑が雨に濡れ、さらに濃くなって、静けさをかもしています。ムササビは、どこかに新居を見つけたらしく、今朝はおりません。
 長い休業をしましたが、店は7月1日(土)より再開いたしますので、今後ともよろしくお願いします。
 なお、7月のごはん会は、7月2日(日)午後6時からですので、前日までにお申し込みください。

            りすママ

お知らせ

 本日6月5日から、6月いっぱい休業し、オープンは7月1日の予定であることを、お知らせいたします。
別に入院とかではなく、急きょ生まれて初めての出張に出かけることになりました。このブログも3週間お休みしますので、またの御目文字を楽しみにしております。

                 りすママ
 

再び樹海を行く

 4月に続き、今月5月も、伊藤浩美さんを案内人に、樹海に入りました。あいにくの雨模様でしたが、一同雨支度をして、軽水林道から道なき道をすすみ、今まで出会ったこともない突出した溶岩ドーム、ダイナミックなドーナツ状の火口を訪れました。遠雷を耳にして、急きょ安全な低地へとコース変更したのが功を奏し、名もなきふたつの火口を巡ったのですが、それは一瞬言葉を失うほどの迫力でした。霧の中に、浮かび上がる溶岩ドーム。その辺りは、昭和30年代後半、山麓の村の人たちが炭焼きなどをしていた、いわば暮らしに直結していた場所だそうです。目を凝らせば、当時の三輪トラックの轍さえ確認できます。
 伊藤さんの頭の中に、樹海の地図がいったいどうやって収まっているのか、ほんとうに驚くのですが、森の奥深くどこにいても、富士山と国道の位置がはっきりしていて、いつも涼しいお顔をされています。
 足元の銀竜草、つくばね草、フデリンドウ、見上げるカエデやハリギリをゆっくり愛で、アカゲラの巣穴づくりを横目で通過し、山ブドウのツルをくぐり、美しい新緑にだれもが寡黙になるひととき、落ち葉を踏む足音だけが森に響きます。
 そのうち雨も上がり、1200年前の貞観の大噴火で火を噴いた低地で昼食。人知れず、名もなく、1200年の間ずっとここにある火口のたたずまいに、思わず息をのみました。そして今回も、土のない溶岩にしがみつくように根をからませる樹木の力強さに、励まされました。
 場所というのは、おそらくどこでも長い歴史と広い地理が、何かの縁で交差する地点なのでしょうが、世俗にまみれず、重厚に鎮座するその交差点で、霧深い空気を胸いっぱいに吸い込んで下界にもどりました。

 繁殖期を迎えたムササビは、きょうも日の入りを待たず、早々に出巣していきました。いい相手に巡り合えるか? たとえそれが実らず帰巣しても、あるいはどこかにうまく新巣を見つけて外泊したとしても、そのどちらをも淡々と見られる自分に、早くなりたいものです。

 6月のごはん会は、6月4日(日)午後6時からです。前日までにお申し込みください。

                           りすママ
 

連休が終わりました

 連休中は天候も良く、下界では例年通り道路渋滞などがあったそうですが、おかげさまで拙店では、みなさんにゆっくりしていただけました。その間、当時少女だった方、あるいは青年だった方たちが、10数年ぶりに来店してくださり、それも遠方からで、大いに励まされました。
 そして連休が終わり、森はさらに鮮やかな緑が増し、シジュウカラの営巣、アオゲラ、ウグイスのさえずり、リスの追いかけっこなど、繁殖の季節特有のソワソワ感というか、加速度のついたエネルギーが感じられます。
 雨の朝。ムササビがウロから顔を出し、ずっと外をながめています。イタチと闘って負傷した傷跡は、だいぶ癒えましたが、表情はかなりくたびれているように見えます。
 森の生き物たちに、笑顔や泣き顔はありませんが、身体全体で感じる恐怖とか、感動はかならずやあるはずだと思っています。ただ、それが人間のように感情とか気持ちに移行しないので、直感が線や面にひろがっていかないのかもしれません。
想念のない暮らし、ある意味、うらやましいです。過去や将来の呪縛から解放された、今という点を生きる彼らの生を、一度でも体感してみたいと思います。

                   りすママ
 
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