6月の音

 NHKラジオで、〈音の風景〉という短いコーナーがあります。音の風景? 一瞬、矛盾するような番組名ですが、聞いた人はだれでもすぐに納得できる、いわば里山や街角の音を紹介するコーナーです。
 6月の森にも、独特の音の風景があります。ホトトギス、カッコウ、それらの季節ならではの啼き声に交じり、シジュウカラやヤマガラのヒナたちのシーシーという幼い啼き声が、早朝より森中にひびきわたっています。雨の日に巣立った多くのヒナたちは、親鳥やほかの成鳥たちのとぶ後を必死に追って、口うつしにエサをもらうのです。追って、追って、かならず追いつかなければエサをもらえないので、ヒナたちはシーシーと全力でとびまわっています。どうやらグループ保育をしているらしく、成鳥は二羽以上いて、ヒナの数も家族単位を超えています。樹木の間をとび交う、それらのカラ類は、夏になればグループを卒業して縄張りをつくり、ひとりだちしていくようですが、巣立ち後一年間で約3割しか生き延びられないと聞きました。
 自然淘汰のきびしさ、それでもシーシーと啼き声はつづきます。6月ならではの音の風景の中で、植物たちも葉を濃い緑に染め、花は実をつけ、ウロには水をためていきます。
 わたしも、6月の音にさそわれて、翼ならぬ、足をきたえることにしますか!

                                          りすママ
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昼寝にごろ寝

 西湖のいやしの里では、ごろね館という三部屋のスペースがあって、だれでも自由にくつろげます。縁側では、絵を描く人や、もちろんごろね人もいて、飲食の持ち込みもできるので、じつにおだやかな空間になっています。
 河口湖畔にある、手打ちさぬきうどんの純太も、「コタツで昼寝をしていってください、時間を言ってくれれば起こしますよ」と、若い店長が真面目にすすめてくれるので、じっさい勤め人風の男性が、昼食後に寝息をたてていました。縁側から、いい風がはいります。
 こういう空間はおそらく、都会の真ん中にはないでしょう。田舎の駅前にもないかもしれません。でも、田舎の真ん中には、あるんですよね! ぼおっーとできる時間、メディテイションとうたってなくても、なにも考えない時間、ありがたく使わせてもらうことにします。
 なにか考えていないと生きていけないような錯覚、勘違いこそ、病の一歩になってしまう現代社会。肝心なことだけを考えればいいのに、その肝心なことがわからなくなって、始終作動している脳みそ。
 昼寝にごろ寝、目に見える生産性はないけれど、デジタルから逃れるには、これも一案! 脳みそだって、お散歩して、風に吹かれたいはず! ZZZZ・・・・・・ごろごろごろ・・・・・・。
 もちろん、うちの店のテラスでも、ごろ寝はちょっと無理ですが、お昼寝可能です。

                                     りすママ

トトロの背中

 むささびのムーちゃんがウロに帰った朝、眠りにはいったその背中はこんもりしていて、トトロの背中のようです。双眼鏡でのぞくと、たしかに息をしているのがよくわかります。こんもりした背中が上下して、息づかいが伝わってきます。そして、その背中を見たわたしは、朝からしあわせな気もちになります。
 ムーちゃんは、いきなり連泊したかと思うと、数日帰ってこなかったり、実に自由気ままな移動をしています。しかし、滑空するとき、枝や葉があるのに、まったく音をたてないとか、出巣の時刻がほぼ決まっていたりと、なかなか繊細で完璧な行動をします。野生の厳しさも、きちんと身につけていて、その慎重さにはおそれいります。
 
 年に一度の〈大人のための絵本ライブ〉を、今夕開催しました。10組の参加者が10冊の本を読み、その数倍の哲学を投げかけていってくれました。深い余韻の、いい晩でした。

 今月の〈チャリティごはん会〉は、6月17日(日)午後6時からです。申し込みは、前日の夕方までにお願いします。

      さあて、明日の朝、はたしてトトロの背中はあるかしら?


                                  りすママ

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