山シャク三姉妹

 自生の真白い山シャクヤクを、お客さまが発見して下さり、わずか四日間でしたが、楽しみました。ほんとうに、わたしたちは燈台もと暮らしなので、ムササビを含む貴重な発見は、ほとんど外からいらしてくださる方々の目によるものです。
 山シャクヤクの三つの花が、こちらを向いて、ほぼ同じ高さで咲いていたので、山シャク三姉妹と呼びました。けっして華やかではなく、そっと目立たず咲いていました。でも、近くに行きますと、品格があって、気高く美しいので、やはり三兄弟ではなく、三姉妹だと勝手に納得して、みなさんに自慢していました。
 三日目の朝、二姉妹になり、四日目の朝、だれもいなくなりました。
 六日目に上京して、花屋の店先で、うすいピンクのシャクヤクを見ました。山シャクとちがって、街のシャクヤクは、花びらがいっぱいついて、バレリーナの衣装みたいでした。
 八日目に帰宅して、三姉妹のいた場所を見ると、茎と葉が、まわりの草に負けそうです。でも、来年も同じ場所で咲いてくれると思うと、ひそかにうれしくなります。
 おとなりさんが、また増えたような気がして、それも三姉妹ですからね、たとえ四日間でも、年に一度の姉妹会、きっと話題にはこと欠かないでしょう。来年も、こちらを向いて咲いてくれるよう、こちらもちょっと、にぎやかに待ちましょうか。

 6月2日(日)午後5時より、「大人のための絵本ライブ」を開きます。10組の読み手は決まっていますが、見学をご希望の方は、お申し込み下さい。参加費 500円で、ライブの後、茶話会があります。終了は、午後7時半ころです。
 
                      りすママ
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朝の音

 5月上旬の森は、広葉樹の新芽が少し成長した浅みどり色、針葉樹は抹茶色と、わずかな期間(二日間くらい)ですが、見ごたえのある色に染まります。
 その森からきこえる朝の音は、りすのクルミをかじる音カシャカシャカシャ、野鳥たちのさえずり(ウグイス、ヤマガラ、キビタキ、コゲラ)にぎやかすぎて、音文字にはなりません、それに朝霧の次第に晴れていく音じわじわじわ、遠くに、ヘリコプターのプロペラ音パタペタパタペタ。
 夕暮れも至福ですが、朝のゆるんでいく空気も、体にしみていきます。
 やがて、自分たちの生活音が優勢になって、カラスの鳴き声と対抗するようになるころ、最近こっているラフマニノフが聴きたくなり、その中にうまってみたくなります。
 かつて、ラフマニノフがアメリカに移住する前、故郷ロシアで書いた数々の協奏曲、その大地と人生の交差する重厚な曲のなかにも、澄みきった森の音がひろえます。ロシアの大森林とこの小さな一画とでは、スケールは異なりますが、森に暮らす小動物たちのもらす音は、きっと同じにちがいありません。
 大河のうねりから、沢のせせらぎや野鳥のさえずりが聞こえそうなとき、思わずぞくっとしてしまいます。
  時間よとまれ、早急にすすんでいく、だれの示唆で動いているかわからない時計の秒針に、そう声かけてみますが、
  ああ、むなしいかな、朝はもう、駆け足でいってしまいました。

                      りすママ

お知らせ二件

 1・
 まず、今月のごはん会は、忍野村の慧光寺さんで、5月18日(土)午後6時から行います。その後、7時より8時半まで、同所で「高橋全さんのピアノコンサート」参加費2000円 が催されますので、お時間のある方には、ぜひともおすすめします。くわしくは、下記のサイトをご覧下さい。

http://www.echoji.com/event201303.htm

 2・
 また、5月25日(土)の山麓探偵団は、あみんマズターが団長となり、富士山のまぼろしの滝を訪ねる予定です。
くわしくは、5月10日ころ、このHPの山麓探偵団コーナーに載せますので、団員以外の方も、この機会をどうぞお見逃しなく。

               以上、GWを終えて、ほっと一息のあみんより。


                        りすママ
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