新芽の美しさ

 五月の連休が終わると、木々はいっせいに浅緑色の新芽をつけて、風にそよぎます。たった一、二週間の間ですが、美しい風景で、こころがなごみます。
 そのうち、緑は濃くなって、葉の向こうに透けて見えていた湖や富士山を、すべて隠してしまうわけです。
 気もちのよい午後、読書やお昼寝のお客さんのわきに、ヤマガラやシジュウカラが立ち寄ったりして。
 昔、シベリアに抑留されていた日本兵たちは、唐松の新芽を食べていたんですよ、お客さんのおひとりが話されました。ビタミンの補給なんでしょうねえ、などと科学的には納得はできますが、なんとも苦く辛い話です。
 限られた黒パンしか配給されなかった捕虜たちは、シベリアで針葉樹の新芽を目にして、おそらく望郷の思いにひたり、遠い故郷の春を描いたと思いますが、それははたして愛でたことになるのかどうか、そんなことを考えつつ、新芽の美しさに、静かに見とれています。
 


                          りすママ
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桜がほぼ満開です

 湖畔の桜、富士桜も今が見ごろになりました。所によっては、ミツバツツジの濃いピンクとあいまって、とてもにぎやかな風情です。富士北麓がこういう色に染まるのは、ほんの短い期間ですが、キビタキはちゃんとその時期に間に合うように、南の島から渡ってきましたので、すごいなあと思います。
 昨春は、ウソに花芽を食べられてしまったために、我が家の富士桜は、ほとんど花を咲かせませんでしたが、今年はウソの飛来がなく、こうして咲くことができました。ウソがどうして飛来しなかったのか、理由はわかりません。
 ムササビは、数日単位で帰巣して、夕暮れ時にシルエットで滑空していきます。今のところ一匹ですが、例年になく大きな個体です。メスなのか、オスなのか、親なのか、子なのか、まったくわかりません。ただ、ムササビは木の葉だけでなく、桜の花びらも好物だと、ものの本に書いてありますので、この時期はきっと食事内容が充実しているかもしれません。
 モモンガも、時おり夜半近くに鳴いています。
 鹿は、我が物顔で、平気で庭を横切ったりして、38年間ここに住むわたしたちには、とても珍しい光景です。
 
 今月は、マスターの出張などがたてこみ、残念ながら、週末のごはん会ができません。
6月1日の第二十回「大人のための絵本ライブ」午後5時から7時までに、見学者3名の席がありますので、今のうちにお申し込みください。軽食つき600円(そのうち100円は義援金)です。
 大人だけで楽しむ絵本には、選びぬかれた少ない言葉に、こんな力があったのかと、思いがけない発見があると思います。
 
                 りすママ


 
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