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いやはや の連続

 5月30日にMさんからいただいたアサギマダラの卵13個は、昆虫にやられたりして、結局8匹の幼虫が成長しました。しかし、分散の道中で行方不明になったり、災難に遭遇したりで、5匹だけが残り、蛹化(サナギになる)べく体を固定しはじめました。どうしても蛹化の過程を肉眼で見届けたいわたしたちは、観察に集中したり、時差を逆算したり工夫しましたが、すべて空振りで、4匹がすでにサナギになってしまい、あと1匹の蛹化のチャンスだけしかありません。蛹化は、正味数分間だそうです。
 昨年も、入浴中や外出中のわずかな時間に、まんまと不意を突かれて、見逃してしまったので、今年こそはと大きな期待を寄せているのですが、どうやら彼らは、全身の細胞で、わたしたちの行動や声を感知しているようで、いやはや、たちうちできません。
 幸い、羽化は何度か観察できましたが、幼虫から美しいグリーンの宝石に変身する蛹化を、はたして見ることができるでしょうか?
いわゆるデータ上では、あと数時間以内なのですが、データや統計ほど当てにならないものはないと知った自分たちは、カーテンレールにぶる下がって体を固定した1匹の幼虫を、貴重品のごとくに意識して、この1日を過ごしています。たぶん、これがかえって災いしているのかもしれませんが。         2020年6月28日午前10時現在。

                 りすママ
                                         
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その同じ日に

 家の壁に掛けた巣箱に、シジュウカラがうまく巣造りをして、親鳥たちが抱卵にもせっせと通い、6月8日朝、やっとヒナたちの声が聞こえました。無事に、孵化したのです! 親鳥たちは、ヒナへのエサ運びに余念がなく、人間が近くに寄ると、啼き声と羽音をたてて、追い払おうとします。
 天候も良く、みどりの風吹く気もちの良い午後をいいことに、人間どもはしばしの庭仕事、散策、読書に熱中していました。そのたった数十分の間に、大アオダイショウが巣箱に入ってしまい、気づいた時はもう、巣穴から満腹で出ていく、その長い図体になすすべもありません。あっという間の出来事で、その後ヒナの声は消え、親鳥も巣箱には通わなくなりました。しーんと静まり返った巣箱。
 一方、その同じ日に、イケマの葉に産みつけられた極小のアサギマダラの卵から、絹糸より細い幼虫が、次々と孵化しはじめました。自然界の、確率の低い孵化という営みは当然とはいえ、その裏表をほぼ同時に目にしたのは、やはり衝撃でした。生命誌研究者である中村桂子さんのお話で、地球上ではこうして、どの生き物たちも38億年もの間ずっと、命の営みをつづけていると知り、さらに言葉を失います。
 一か月以上の繁殖という作業が報われなかったシジュウカラは、次朝からまた次の巣造りの場所を探して、早くも飛び始めたようです。人間にはとても真似ができない、空になった巣箱の下で、再び思い知る朝です。
                りすママ         
             

希望を感じる時

 エゴマの種をまき、その芽が出た時、
 アサギマダラの小さな卵が孵化して、産まれた小さな幼虫が動き始めた時、
 シジュウカラが餌をくわえて、さかんに巣箱に通うのを見た時、
 藍の種をまき、その芽が出て、さらに本葉がのびて移植できた時
 
 昨秋、はじめて高校の同窓会に出席しました。古希記念だったからです。その時、200名で卒業した仲間の内、すでに22名が他界していることを知り、胸が痛みました。その日、そこに集った者たちは、逝ってしまった学友たちから、思いがけない後押しを受けたような力強さを感じました。決して血筋ではなくても、つながる命の確かさは、希望に変わるのだと知り、じっさいに自然界の春に、その営みを目にして、励まされる思いです。
               りすママ
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