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二つ目のぬた場

 〈ぬた場〉というのは、野生のイノシシやクマ、シカが体についたダニや寄生虫を、地面の泥にこすりつけて払い落とす場所で、結果として森の生き物たちの伝言板になっている泥地です。水がたまっていることもあり、夜中にイノシシが通ったとか、その後シカが横切って行ったとか、大事な情報の交差点というわけです。わたしたちは、山麓探偵団という野外活動で、樹海や山麓を歩くたびにぬた場に遭遇し、伊藤浩美カメラマンから解説してもらいました。
 先週、目の前の草地の一部がむき出しの泥地、まさにぬた場になっているのを発見し、いったいどんな動物たちが行き交っているのか? 毎朝興味津々なのですが、その情報が読み取れない鈍感な人間どもは、首を傾げるばかりです。獣毛や足跡を見ればわかるでしょうし、たしかに毎朝様子が変わっているので、情報が更新されていることにはまちがいないのですが、それ以上のことはわかりません。鳥獣に詳しいT君曰く、深ければイノシシ、浅ければシカではないかというのです。
 今朝、その近くに二つ目のぬた場を見つけました。シカの通り道なので、シカがごろごろしていったのでしょうが、今まで40年以上同地に暮らしていて、家のこんな近くでぬた場を見ることはなかったので、どきどきします。でも、いったいどうしてどきどきするのか? わからないことが多すぎる昨今です。 
               りすママ
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藍を育てて

 まず、今回畑に種をまいて育ってくれたのは〈藍〉という植物で、けっして変換ミスではありません。
昨夏、当村図書館で体験した藍の生葉染色を再び体験したく、講師から種を分けていただき、畑で藍を育てました。講師から再び指南を受け、葉を収穫して、おそるおそる試作した結果、幸い成功しました。45センチ四方のハンカチ二枚を外に干し、風になびくその青を見た時、まるで高い秋空に舞うほどの達成感に満たされました。
 畑の収穫物はすべて食材だと信じる母は、緑色の生葉を見て「お浸しにしたら美味しそうだ」とひとこと。
ナイロン手袋をしていたのに、染めの途中で両手が青く染まってしまったわたし、実はきょう、運転免許の高齢者実地講習に行かなくてはなりません。ただでさえハンドルさばきが下手な上に、まるで幽霊のような両手のせいで、教官から「あなたにはもう、受験資格がありません」などと言われたらどうしようと、特に青く染まった爪をながめています。  が、ちっとも恨めしくはありません。
           りすママ

秋の小作

生きもの発見!

 ステイホームで得た時間で、本を再読する機会が増えました。10年前に読んだ本を書棚の奥から引っ張り出して再読し、新たな発見がいくつもあります。たまたま、池澤夏樹、春菜さん父娘の対談で、〈本は人間と同じように生きものなんだから〉という一節に接し、そのとおりだと胸に落ちました。
 活字とは、まさに活きる文字、読書のたびに異なる顔を見せてくれる、ほんと、生きものだったのですね。
吉野せい著『洟をたらした神』の中の、『鉛の旅』『水石山』『麦と松とツリーと』などの短編に、あらためて励まされた今夏でした。他にも、武田泰淳、安部公房などの、あんなに遠かった作品がぐっと近くに迫りました。ということは、この先はどう生きていくのか? 本も読み手もわからないということなのでしょう。
              りすママ
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