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ひとり川柳 その2

 我が家では、突風に吹かれて落ちたヒバや枯芝を札束と呼んでいます。油分が多く、薪ストーブのたきつけには欠かせない助っ人だからです。たった10分くらい近所を歩いただけで、わたしはもう大金持ち! ほんとに豊かな気もちになります。

・たきつけの 枯芝集め リッチなり

・鹿さえも モミジの絨毯 ふち歩き

・母が問う、しゅうめい菊とは 終わる命か?

・朝ヨガに 消えゆく月の 視線あり

・母が問う、火葬の煙は どこへ行く? 

            りすママ
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久々に、うなった朝

 朝のラジオ番組で、〈おでん〉についての研究者の実に奥深いトークがありました。全国の〈おでん〉を調査研究した、まさにfoodは風土を実証する内容で、あるひとつの食文化が、地理、歴史、気候、人々の暮らしといかに関わって伝承されてきたかが、理路整然と語られました。例えば、青函連絡船によって、北海道と本州の食文化が交流したことにはじまり、〈おでん種〉は全国の海沿いで育まれてきた食材であること。ちくわぶとは何か? はんぺんとは何か? の解説は、まるで人類学講座を聞いているようでした。そして大正12年の関東大震災で関東から関西に避難した人々によって〈おでん〉が関西に伝わり、その濃い味付けをして関東煮と呼ばれるにいたったということです。つまり、関東煮は、〈おでん〉の生き別れの兄みたいなもの、という研究者の淡々とした比喩に、大座布団一枚! ラジオの前で、久々にうなりました。
 聞いているだけでほぼ満腹し、それにうんちくがありすぎて、今晩の献立はそう簡単に〈おでん〉と決められないのが、笑えます。            
                             りすママ

ひとり川柳

 11月は、鹿の繁殖期だそうです。森の中では、女性の悲鳴のような鹿の声がつづくので、だれかパトカーを呼ばなければいいと、いよいよ本物の老婆心満開です。

・ぬた場にも 枯れ葉舞い散る 差別なく

・お月見や 鹿の呼び合う 声高し

・雨あがり レースにビーズ くもの糸

・ムササビの おらが舞台さ シルエット

・葉が落ちて そこにぽっかり 満月や

・紅葉の 重なる濃さは 小豆色

・夕暮れに 伴天羽織りて 小豆煮る

・真夜中の 足音あれは けもの道

       りすママ
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