6月の音

 NHKラジオで、〈音の風景〉という短いコーナーがあります。音の風景? 一瞬、矛盾するような番組名ですが、聞いた人はだれでもすぐに納得できる、いわば里山や街角の音を紹介するコーナーです。
 6月の森にも、独特の音の風景があります。ホトトギス、カッコウ、それらの季節ならではの啼き声に交じり、シジュウカラやヤマガラのヒナたちのシーシーという幼い啼き声が、早朝より森中にひびきわたっています。雨の日に巣立った多くのヒナたちは、親鳥やほかの成鳥たちのとぶ後を必死に追って、口うつしにエサをもらうのです。追って、追って、かならず追いつかなければエサをもらえないので、ヒナたちはシーシーと全力でとびまわっています。どうやらグループ保育をしているらしく、成鳥は二羽以上いて、ヒナの数も家族単位を超えています。樹木の間をとび交う、それらのカラ類は、夏になればグループを卒業して縄張りをつくり、ひとりだちしていくようですが、巣立ち後一年間で約3割しか生き延びられないと聞きました。
 自然淘汰のきびしさ、それでもシーシーと啼き声はつづきます。6月ならではの音の風景の中で、植物たちも葉を濃い緑に染め、花は実をつけ、ウロには水をためていきます。
 わたしも、6月の音にさそわれて、翼ならぬ、足をきたえることにしますか!

                                          りすママ
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