元気すぎるホトトギス

 昔は、そう気にならなかったのですが、このごろ、自分の睡眠が浅くなったのか、ホトトギス(不如帰)が急に元気になったのか、明け方の「テッペンかけたか」に起こされて、そのまま朝まで寝つけないことが多くなりました。
「テッペンかけたから、ホトトギスよ、早く寝てくれ」と念じても、敵はますます元気に啼くので、仕方ありません。古来より、ホトトギスは夜半に啼く鳥として認知されているようで、万葉集にもなんと153首に歌われています。その中から数種のみ抜粋しましたが、どれも、現代人よりずっと情念の濃い心情が歌われていて、ただ眠れない苦情など、なんて味気ないのかと、恥ずかしくさえなりました。

あしひきの山霍公鳥(ヤマホトトギス)汝が鳴けば家なる妹し常に偲はゆ

ひとり居て物思ふ宵に霍公鳥(ホトトギス)こゆ鳴き渡る心しあるらし

我が宿に月おし照れり霍公鳥心あれ今夜来鳴き響もせ

霍公鳥いたくな鳴きそひとり居て寐の寝らえぬに聞けば苦しも

月夜よみ鳴く霍公鳥見まく欲り我れ草取れり見む人もがも

逢ひかたき君に逢へる夜霍公鳥他時よりは今こそ鳴かめ


さて、わたしも一首と思いきや、とたんに眠気におそわれたりして、味気ないこと、この上ない夜明けです。

 ホトトギス 啼かぬ昼には いずこにて なにを思うか われは知りたし


            りすママ


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