寒さの春

 宮沢賢治の〈寒さの夏〉になぞらえて、寒さの春と称したいほどの、富士山麓今日この頃です。関西や東京では、桜満開とのニュースを耳にしますが、こちらは、まだ蕾みがふくらみかけたまま、寒さのために、開花はやや硬直しているといった状態です。
 ヤマガラやシジュウカラも、元気に飛来はしますが、今ひとつ気温の下降に戸惑っているようで、瞑想なのか、しばしじっと、数分間も枝に停まっていることがあります。
 でも、まあ、野鳥が瞑想することはありえないので、かなしいかな、これは見る者の一方的な思い入れが投影してしまうのでしょう。
 美しいウソという鳥には、ついぞお目にかかることなく4月になってしまいましたが、ウソのメスの声は、御殿場近くをハイキング中に、聴くことができました。飛びたったのを、ちらっと見ただけでしたが。
 草木の種をついばむカシラダカの群れは、つい最近まで店の近くの常連さんでした。
 カワラヒワも、歓迎されていないのを知ってか知らずか、餌場にくるようになりました。
 一方、植物界では、フキノトウが、いつもより遅く開きかけています。天ぷらにすると美味しいヨモギの新芽は、あと二週間といったらいいでしょうか。
 そして、人間さまはというと、どうでもいいことで頭をいっぱいにして、上半身を重くたれ、きょうも、とぼとぼと年月の坂を登るのであります。 
                                    りすママ 
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