真梨子をききながら

 昨年は、まったく不作だった山のブドウ、文字通り山ブドウが、今年は豊作で、熊鈴を鳴らしながら、ブドウ狩りにに行きました。大収穫で、熊にも遭遇せず、ほくほく顔で帰宅。
 そのあと、何工程かを経て、ジャムやジュースにするのですが、なかなか気長な作業が待っています。まず、それに専念するので、空っぽの数時間が必要、片手間ではできません。鍋やこし網などの道具をそろえ、砂糖にまぶして一昼夜おいたブドウを煮るのです。そのあと、こし網でこして、ジャムとジュースに分け、ジャムを煮詰めるわけです。ペクチンが多いので、吹きこぼれや、こげつきを防ぐため、またアクとりのため、しばし鍋のそばについていなくてはなりません。
 うっかりは禁物なので、なにか応援歌が必要です。中島みゆきも、ときとしてはいい応援歌を唄ってくれるのですが、ジャム煮には、なぜだか相性がよくありません。ジャムなんか、どうでもいいじゃないか、という気にさせられてしまうのです。そんなわけで、わたしの場合、ジャム煮には、高橋真梨子さんのバラードが最高です。
 なんだか、盛り上がらないなあ、もんもん、ぐたぐた鍋をかきまぜていると、真梨子さんのあの声がのびて、気もちいいくらいのびて、鍋をまぜる手が動き出します。聴く、でもないし、聞く、でもないので、やはり、ききながらなのでしょうが、こうしてバラードが30曲くらいつづくと、いっぱしのジャムが出来上がるというわけです。
 いっしょにブドウ狩りに行ったSちゃん、あなたはだれに応援してもらってジャムを煮ましたか?

 今月のごはん会は、10月27日(日)午後6時からです。前日までに、お申し込みください。


                      りすママ 
 
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