寒さの質

 独居の母(88歳)のサポートに、月に何度か上京するのですが、都会のビル風にはまいります。たかが、六階くらいのマンションでも、その下の路地を通るときは、息もできないほど冷たい風に襲われます。
 東京の気温は、富士山麓に比べて10度以上は高いので、本来なら暮らしやすいはずなのですが、それがどうして、どうして、ビル風に吹かれると、逃げ場がなくなり、疎外感に追い込まれるようです。ダウンを着ていても、手袋をはめていても、マフラーをまいていても、ほとんど効果はありません。
 人情のない寒さ、わたしは都会の寒さをこう呼んでいます。
 富士山麓は、たしかに寒いのですが、ビル風はありません。高層ビル特有の氷玉も落ちてきません。たとえ氷点下でも、午後に陽がさせば、短時間でもぽかぽかしますし、コタツに入ればなお温かく過ごせます。湖岸や林の中を散歩すれば、空気が澄んでいて、気もちがさわやかになり、たとえ錯覚でも、頭が冴えた気分にひたれます。
 数値に表れず、天気予報でも報じられない寒さ、冷たさ、暖かさ、温かさの、それぞれの質を体感すると、ちょっとだけ得した気分になります。なぜって、とても寛大だからです。
 ちなみに、富士山麓の寒さは、寒冷地に暮らす当たり前の寒さ、温かさのある寒さとでもいいましょうか! 

 次回のごはん会は、3月2日(日)昼の12時からです。前日までに、お申し込みください。

                       りすママ  
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