雪窓

 大好きな安房直子さんの作品に、「雪窓」という可笑しくてせつない物語があります。屋台のおでん屋さんが舞台で、そこに集う可笑しなお客さんとの短い話です。
 ずっと「雪窓」は、「ゆきまど」だと思っておりましたが、軽井沢近くの御代田町にある湖が「せっそうこ」と読むことを知り、もしかして、「せっそう」が正しいのかもしれないと思いはじめました。どなたか、屋台のおでん屋さんの正しい名称をご存じの方、お知らせください。でも、個人的には、「せっそう」というより、「ゆきまど」というおでん屋さんの方が、美味しそうな感じがしてなりません。
 拙店が春の開店を迎え、すでに「雪窓」が二回もありました。つまり、店のガラス窓に真っ白な雪の森が広がる朝が、二回もあったということです。
 美しい窓、それが雪窓です。
 朝一番にこういう美しさに出会うと、きょうはもう、これでじゅうぶんだなと短絡的に思ってしまうほど、満たされた心境になります。
 昨朝もそうでした。春の雪ですので、数時間後にはすっかり土色になってしまうのですが、それでも束の間の雪窓に魅せられて、その感動が午後までつづきました。
 「雪窓」という名の屋台をひいた主人公の足どりが自分にも伝わってきて、店をひいて山道を歩くのもいいかもしれないと、ふと思った夕暮れでした。

4月のごはん会は、仲間展の搬出をかねて、4月10日(日)午後6時からです。前日までに申し込みをお願いします。

                              りすママ
 
 
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