おかず変遷

 自分が食いしん坊なので、食事づくりを億劫に感じることは滅多にありません。ただ、最近は〈おかず〉、つまり〈お惣菜〉というものを、つくらなくなったと痛感しました。思い起こせば、子育てをしていたころは、献立名のない常備菜ばかりが当たり前で、ひじきや野菜の煮物、野菜のはしっこを集めてさつま揚げと炒めたり、根菜類の白和えなど、ほぼ毎晩、大量につくっていました。
 ところがいつのころからか、揚げ物とか焼き魚をメインにすると、副菜は付け合わせのサラダや漬物ですまし、煮物や和え物をしなくなったことに、ふと気づきました。しかし、ピーマンの肉詰めとか、アジの南蛮漬けとか、ちゃんと献立名があるので、食事づくりをきちんとしていると思い込んでしまうのです。フリーズドライのみそ汁も、当初は緊急時に使っていましたが、ときどき日常的に活用して、自分ながらおどろきます。慣れるということは、怖いことです。
 食事づくりに費やす時間は、当然いたく短縮して、これにも慣れてしまいました。現代風食生活に、自分もすっかりのっているわけで、なんとか本来の食事づくりにもどさなくてはなりません。そこで、献立名を考えるのではなく、野菜や乾物や海藻を目の前に並べて、いろいろ組み合わせて、煮たり、和えたり、炒めたり、揚げたりして、〈おかず〉をつくることにしてみました。
 したがって、メインディシュがない場合が多く、調理時間も多少増えましたが、しばらく忘れていたお惣菜が、並ぶようになりました。早く気づいてよかったと思います。
 ちなみに、今晩は、ごはん、ゴーヤと豚ひきの炒め物、花豆の煮もの、レンコンとしらたきの煮物、ぬか漬け、エゴマのふりかけ、豆腐の味噌汁。以前は毎日こんなものでしたので、久々になつかしい〈常備菜風おかず〉に再会できて、ほっとしています。そして、メイン用のタンパク質食材の買い置きがなくても、そんなに慌てなくなりました。
 世の中のおかずを変遷させてきたのは何か? 今年の研究テーマになりそうです。

                         りすママ
 
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