水浴びの怪

 毎年のことですが、野鳥たちがテラスにある小型ボウルで水浴びを始めるのは、決まって10月から真冬の凍結までの二か月間なのです。山中湖畔は暑いといっても都会ほどではありませんが、それでも汗ばむ7月8月の真夏、鳥たちは水を飲みさえはしますが、決して水浴びはしません。
 そんなわけで、10月中旬の今は、朝からポッチャン、パチャパチャ大人気で、昼にはボウルの水を足さなければならないほど、減ってしまいます。行列になるときもあり(うそのようですが、ほんとうです)、ボウルの周りは、水が散って、まるでシャワー室のようです。
 ずっと不思議でなりませんでした。なぜ、野鳥は夏に水浴びをしないで、気温がぐっと冷え始める10月から水浴びをするのか? 前世が鳥だった人ならわかるかもしれないと、それと思われる人たちに、そっときいてみましたが、全く手掛かりなし。みんな、忘れてしまったみたいです。
 それが昨日、山麓探偵団に参加されたMさん(神奈川県在住のネイチャー奥さん)に、うかがってみて、はじめて納得できる回答が得られました。Mさん曰く、「それは、夏は水温が高くて、体温の高い野鳥にしてみれば、水浴びの効果がない、でもね、水温がぐっと下がれば、それだけ爽快感があるじゃないの。たぶんそうだと思うわ」
 たしかに、井戸水である当店の水温は年間だいたい同じ14度くらいですが、外気中にボウルを置けば、夏は当然水温が上がり、冬はさらに冷えるでしょう。人間が好む露天風呂とは逆で、野鳥はあえて体温より低い冷たい水でさっぱりしたり、羽についた虫を払いたいのかもしれません。
 温泉で暖まりたいのは、人間さまとサルだけなんですね。
 気温、水温、体温、この3条件のバランスを考えずに、ずっと不思議だった怪が、ようやく解け始めた気がします。
 ほかに、異論をご存知の方、どうぞお知らせください。
 ちなみに、わたしが気温の低下を感じるのは、朝一番に水道の蛇口を開けたとき、水が温かく感じられるときです。つまり、水温が気温より高い。
 今朝、10月15日の朝の水は、ほんと、温かかったです。つまり、冬はもう間近だということを体感したわけです。

                          りすママ

 
 
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